あの人が、わたしにキスしてくれたらいいのに……
あなたは、わたしを酔わせてくれるの。ワインよりも。
あなたのローションの香りっていい匂い。
あなたの人柄もステキよ。
だからあなたは他の女性からも好かれるのね……
ねえ、わたしを誘って。ねえ急ぎましょう?
わたしのお・う・さ・ま。
わたしを奥の部屋に連れてって……
(あら、想像しちゃったわ……)
エルサレムの娘たち。
わたしってケダルの天幕とかソロモンの幕みたいに
黒いけど、かわいらしいでしょ?
ねえ。そんなにわたしを見つめないで……
わたしって日焼けして色黒なの。
だってお兄さんたちが、わたしにぶどう畑を見張れってうるさいのよ。
でもわたしはサボってたけどね(笑)。
ああ、教えて欲しい。
わたしの愛する人。
あなたはどこで羊を飼っているの?
そしてお昼休みはいつ……?
(もし分かったら、わたしのほうからあなたのところに飛んでいけるのに。)
わたしはあなたの仲間のかたわらにいて、
あなたがわたしを誘ってくれるのを
黙って待つしかないの……?
(でもわたしが顔を覆ってたら、わたしのいいところなんて絶対分かってもらえないわ……)(雅歌1:2〜7)
知っている人は知っている。
知らない人は知らない。
聖書にある官能的な詩。
雅歌(がか)。

