ライブと録画のネット配信もしていますが、うちの教会の場合は世帯数で言うと、ネット環境のある家庭が4割、ネット環境のない家庭が6割となり、ネット環境のない家庭の方が多く、ネット配信だけですとかなり厳しいのです。
(ちなみに人数比では6:4と逆転します)
地方だから、ということはないと思います。
うちの教会の場合は、ネット環境にない方が多いという、ただそれだけのことだと思っております。
各個教会ごとに加えられる方々の背景は違いますので。
礼拝後に収録して後日郵送することも考えましたが、それですと教会の礼拝としての同時性が損なわれるような気がしましたので(この辺の考察は今後の課題……)、今は主日前に説教CDを届けるようにしています。
これが対応としてよいかどうかは分かりませんが、ともかくそれをしています。
とはいえ、今はまだ聖書朗読と説教のみです。
あと説教前後の祈りを収録しているだけです。
招詞、開祷、罪の告白、赦しの宣言、戒め、交読、賛美、信仰告白、感謝(祈祷)、派遣の言葉、祝祷という、私たちの教会が大切にしている要素がCDには入っておりません。
こちらは各自で週報を読みながら対応していただくことを願っております。
また賛美については、CD作成のための音源調達と著作権利用手続きにまだ対応できておりませんので、今後の課題です。
とりあえず今は聖書朗読と説教のみを事前収録し、編集後、CD-Rに必要数を焼き、不織布性CDカバーに入れ、ラベルを貼り、クッション封筒に入れます。
説教作成と収録・編集までが大変ですが、CD-R作成等は一度できてしまえば、あとはそれほど手間ではありません。
それから各個配布です。
当初は郵送にしようと考えておりましたが(今でもそう思っていますが)、郵送が間に合わなかったことと、とりあえず最初は各戸訪問をしました。
マスク、手袋、アルコール除菌剤、社会的距離等、感染防止対策を行っての訪問です。
一軒々々廻っていくことで、それぞれの方の様子や気持ちが分かるのでよかったと思います。
相手の方も牧師の顔を見て安心されたということもあるようです。
今後は献金の集金も同時にできればと思っております。
先週の各戸訪問には、金曜夕〜夜と土曜日朝〜夕を費やしました。
かなり時間がかかりました。
道を間違えたり、お宅の場所を忘れて近所なのにうろうろしたり、CDプレーヤーを持たない方のために途中で買いに行ったり、車が田んぼに落ちそうになったり、etc...
今度は手短に回れるような気がします。
ネット環境にない方には確かにご高齢の方が多いのですが、必ずしもそればかりではありません(言わずともお分かりかと思いますが)。
かといって教会として端末代・通信代を支援できるかと言えばそれも厳しいところです。
とりあえず、今できることとして、しばらくはこれを続けようと思っています。
説教CDを作るためには、遅くとも水曜までにはできないといけないので、早めに説教原稿を仕上げるようになりました。
これはこれで自分のためにはよかったと思っています。もちろん教会にとってもです。
ここで作成した音声データはそのまま録画礼拝用の音源に使えるので、それも一石二鳥とも言えます(もちろんそれなりの動画編集は必要です)。
この録画版の動画は、(発信側か受信側の理由で)ライブ配信が不調だった場合や、ライブ配信で礼拝を献げられなかった方用として、YouTubeに事前にアップロードしています。
ここまで、だいたいワンオペでできます。
とりあえず、続けられそうです。
大変ですが、やりがいも感じられる今日この頃です。
次回は、うちの教会のライブ配信の現状について書こうかと思っています。
読者の皆さんの参考になれば幸いです。
諸教会の祝福を祈ります。
※追記 7:32
マイクはAT2020+(ライブ配信用に買ったもの)
音声編集ソフトは audacity (フリーソフト)
動画編集は Movie Maker (Microsoft社製。もともとPCに付いてたもの。今はフォトアプリを使うように勧められてますが、そちらはまだ使っておりません)